欧州では、単位の互換性や学生・教職員の流動性を高めることにより、国境を越えて共同体としての結びつきを強め、欧州高等教育圏を確立しようとしています。
この一環で、教育に関する国際的な通用性に向けた様々な取組みが行われており、国際的な共同教育プログラムの展開やこれらの質保証における取組みについても、国を超えた枠組みや制度が共同で策定されています。具体的には、欧州全体としての高等教育の質保証に関し、1999年にボローニャ宣言が採択されました。
欧州高等教育圏の確立に向けたこれ以降の一連の流れのことをボローニャ・プロセスと呼んでいます。
ボローニャ・プロセスに関する主な合意文書・宣言
- ボローニャ宣言(1999年)
- プラハ・コミュニケ(2001年)
- ベルリン・コミュニケ(2003年)
- ベルゲン・コミュニケ(2005年)
- ロンドン・コミュニケ(2007年)
- ルーヴァン・コミュニケ(2009年)
- ブダペスト・ウィーン宣言(2010年)
- ブカレスト・コミュニケ(2012年)
- エレバン・コミュニケ(2015年)
- パリ・コミュニケ(2018年)
- ローマ・コミュニケ(2020年)